■「Nutubeで作る自作エフェクター・コンテスト」で佳作を受賞しました(随時更新します)

「Nutubeで作る自作エフェクター・コンテスト」に応募したNuverdriveが佳作を受賞しました!自分が作ったエフェクターを他人に評価してもらう機会はあまりないので、この結果は非常にうれしいです。

▽KORGからの書面全文


この度は、Nutube 自作エフェクター・コンテストにご応募頂き有難うございま
した。お預かりしました作品を返却致します。
また、お客様の作品が佳作を受賞しました。副賞としてNutube 2個を同封いた
します。是非ご活用下さい。

以下、審査員からのコメントになります。

■KORG
NutubeのDC直結でPlate1Mの抵抗は良く考えられています。音量的にもうまい
電圧で調整したんだと思います。コンパクトにまとめ、仕上がりもきれいでし
た。
■Ovaltone
シンプルな回路で良質な結果を得ていてとても素晴らしいと思いました。
ルックスもキャッチーで素晴らしいです。
■エンドウ.
シンプルなオーバードライブ回路の真ん中に設けられたNutube回路ですが、そ
の接続方法がちょっと面白い。KORGの人も「こう来たか」と唸っていました。
やはり小さな筐体に収めるのは今風で良いですね。
■MASF
小型タイプながらも音のキャラクターが全然違くて面白い。お気に入りです。


今後ともコルグを宜しくお願い致します。



また、2月5日(日)に開催されたNutubeビルダー・サミットでNuverdriveが紹介されました。

▽該当Twitter情報
次点兼和嶋慎治(人間椅子)賞はNutube搭載ながらミニ・ペダルを実現したNuverdrive。引き締まったトーンのオーバードライブ。

▽きになるおもちゃ レポート
「Nutubeビルダー・サミット」に行ってきました!

■Nuverdrive

02_155_1nuverdriveP.jpg
Nutubeという新しい真空管が発売されましたので、久々にエフェクターを作りました。Nutubeを使ったオーバードライブなので、Nuverdrive(ニューバードライブ)という安直な名前です。

Nutubeで作る自作エフェクター・コンテストに応募してみようと思っています。回路図等の詳細はコンテスト審査後に公開する予定です。

---以上2016年11月27日記載、以下2017年1月17日追記---

▽回路図
※あまりオススメできる回路ではないので、参考程度としていただきたいと思います。
02_155_2nuverdriveS.gif
まずせっかくの小型真空管なので、小さいケースに入れてみようと考えました。回路をできるだけシンプルにするため、使用ガイドのFETを省いて無理やり2段直結にしてみます。試行錯誤の結果、アノード抵抗1MΩぐらいでうまく動作してくれました。それでもゲインがトータルで10倍程度にしかならなかったため、前段にブースターを組み込みました。オペアンプはFET入力のもの(TL072等)であれば大丈夫です。バイアス調整トリマーは最もゲインが高くなる位置に調整しましたが、大体真ん中で問題ありません。

<フィラメントについて>
使用ガイドでは、わざわざレギュレータで3.3Vを作ってから抵抗→フィラメントとつないであります。この理由は、電源電圧が多少変動してもフィラメントにかかる電圧が変わらないようにするためだと思います。今回のエフェクターはレギュレータを使用していませんので、必ず安定化された9V電源を使用します(新品の電池を使用した場合、おそらくフィラメントの定格を超えてしまいます)。

▽レイアウト
02_155_3nuverdriveL.png
▽PCB(横35.6mm縦30.5mm)
02_155_4nuverdriveLP.gif
ケースはGarrettaudioのSize S(HAMMOND 1590A類似サイズ)です。一応Nutubeをスポンジではさんだのですが、フットスイッチのカチッという振動が伝わってマイクロフォニックノイズがかなり出てしまいます。Nutubeへの配線が短いのが原因だろうと思います。どうやらこの小さいケースでは無理があったようです。

音については確かに真空管っぽい歪みになっているように思います。しかしながら本当ならNutubeのみでゲインを稼ぎたいところです。エンドウ.氏の作例のようにNutubeを2個使えばよいのですが、それだとあまり小型にできないし、費用もかかります。ということで、新たにハイゲインタイプのNutubeが開発されることを期待したいです。

■2017年

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
時間があればそのうちデジタルエフェクターに挑戦する予定です。

■抵抗器の種類で音は変わるのか

これまでの測定でわかった通り、歪率や周波数特性の測定はあまり意味がない気がしますが、失敗例として記事にしていこうと思います。音の変化には歪率や周波数特性以外の何らかの特性が関係していて、それは結局自分の耳で確かめるしかないのだろうと思います。

以下の3種類の抵抗を通した場合の歪率・周波数特性を測定します。音量が下がってしまうため、PC録音ボリュームを適宜上げています。外来ノイズが多いため抵抗本体のノイズは測定できません。
10_163_1resiP
写真左上:秋月電子 1/4W炭素皮膜(カーボン)抵抗(100本100円) 10kΩ×10個直列 実測値99.9kΩ
写真左下:DALE RN-55 1/4W金属皮膜抵抗(100本3000円) 10kΩ×10個直列 実測値100.2kΩ
写真右:共立電子 1/4W金属皮膜抵抗(100本200円) 100kΩ×1個 実測値100.3kΩ

▽結果1 擬似ギター出力を使った場合
10_163_2resiPU.gif
金属皮膜抵抗1個の場合は配線の距離が短くなるため、ノイズが少なめになります。

▽結果2 PC出力を使った場合 ※±1dBまで拡大
10_163_3resiPC.gif
ノイズの影響を受けやすいため、周波数特性は平均値のデータになっています。抵抗値が若干違うせいか少しズレがありますが、特性自体は同じなようです。

■配線材で音は変わるのか

前回の測定でわかった通り、歪率や周波数特性の測定はあまり意味がない気がしますが、失敗例として記事にしていこうと思います。音の変化には歪率や周波数特性以外の何らかの特性が関係していて、それは結局自分の耳で確かめるしかないのだろうと思います。

以下の3種類の線材1mの歪率・周波数特性を測定します。抵抗値は全て0.2Ω以下でした。
10_162_1senP
赤:BELDEN 8503 撚線AWG22(1m120円)
青:BELDEN 8530 単線AWG22(1m120円)
白:住友電工 イラックスA 撚線AWG24(10m300円)

▽結果1 擬似ギター出力を使った場合
10_162_2senPU.gif
長さ1mなのでノイズが多いです。

▽結果2 PC出力を使った場合 ※±1dBまで拡大
10_162_3senPC.gif
単線は高域が云々…等書いてあることがありますが、周波数特性の変化は期待できそうにありません。まぁ今回3種類しか比較していませんので、たまたま同じ特性だったのかもしれません。

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