■タグ「市販エフェクター」

■ARION SCH-1 STEREO CHORUS 修理

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ARION SCH-1 STEREO CHORUSをジャンクで入手したので修理しました。

ジャンク扱いの理由は「音×」となっていました。確かに一応音は出ますがガサゴソ音が出たり音が小さかったりするようです。ジャック部分を掃除して、電解コンデンサを交換するとあっさりと直りました。

私はビンテージ物に興味はないので改造しました。使わないトーン部分やステレオ機能を省き、中身がスカスカになっています。そのうちさらに改造するかもしれません。



ARION STEREO CHORUSについてメモしておきます。

現行品は型番SCH-Zでスリランカ製、以前こちらの記事で回路について書いています。SCH-ZDという代理店オリジナルのモディファイモデルも発売されています。

型番SCH-1のものは旧型で現在は製造されていませんが、いまだに人気らしいです。ケースが灰色のものが初期の日本製で、基板を見ると「PRINCE JAPAN SCH-1a」と書いてあります。ケースが黒色のものは後期のスリランカ製のようです。現在出回っているSCH-1の回路図はおそらく後期型で、私が今回入手した初期SCH-1から少し回路が変更になっています。具体的にはR60、R61、C39、C40あたりの部品が追加されています。音に関してはあまり影響はないと思います。

SCH-ZとSCH-1との大きな違いはトーン回路のようです。コーラスエフェクターは原音にビブラート音を混ぜることによって効果を得ますが、SCH-Zではビブラート音に対しトーン回路が働き、SCH-1では原音に対しトーン回路が働きます。トーン回路自体も違うものが使われています。

■PLAYTECH 7BAND EQUALIZER改造

グラフィックイコライザはスライド抵抗用のケース穴加工が難しく、なかなか自作は面倒かと思います。そこで市販の格安エフェクターPLAYTECH 7BAND EQUALIZERを買って改造してみました。
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ケースは折り曲げ式の金属製で結構丈夫なようですが、アースにきちんとつながってなさそうだったので内側の塗装を一部剥ぎました。また、ゴム製の枠を加工して分解するとき枠を取り外さないでいいようにしています。

改造前の中身は下写真です。基板を取り外すには片方のジャックの半田を除去する必要があります。
14_121_2PTGE7g.jpg
中身がかなり汚れていてだいぶ年月が経っていそうです。とりあえず電解コンデンサは全部交換しました。

回路図をとってみました。結局作った方が早かったかもしれません…
PLAYTECH 7BAND EQUALIZER SCHEMATIC 画像クリックで拡大
14_121_3PTGE7sch.png

予想通りBOSS GE-7とほとんど同じです。少し周波数がズレていますが、まぁ問題ない程度でしょう。周波数の計算はDGB Studio等のサイトでできますので、好みの周波数に変えるのもよいと思います。

改造した点ですが、R14、R23、R26を82kに変更してBOSS GE-7の値に合わせました。また、ベース用に使うためC1、C23を470nにして気持ち低音が減りにくくしました。一応トゥルーバイパス化も行いました。改造前の状態でほとんど使っていないため良くなったかどうかはわかりません(笑)

他の格安エフェクターもメーカーが回路図を公開してくれるとうれしいですね。モディファイ目的で買う人が増えそうだし、回路が有名メーカーと同じだとわかると安心して買えるというのもありそうだと思います。

■ARION SCH-Z STEREO CHORUS 改造

ARION SCH-Z STEREO CHORUSといえば激安のわりに良いということで評判です。しかしながら音量が上がるとか低音出すぎとかいう問題もあります。そこで改造を施してみることにしました。

回路図がネット上には無いみたいなので、採取してみることにしました。正直すごく大変でした。
Arion SCH-Z Stereo Chorus schematic(画像クリックで拡大)
14_37_1Arion_SCH_Z_sch.gif




改造していきます。

まず、ステレオは使わないので部品をとっぱらいました。オペアンプの使わない入力はアースに落としておきます。あとコンデンサをところどころ交換してみました。音質が上がったような気分になります。

トーン回路の周波数特性をシミュレーションしてみました。
14_37_2SCHZf.gif
青がトーンつまみ0、緑が5、赤が10です。ただしポットがBカーブでのシミュレーションです。実際にはAカーブなのでつまみが真ん中ぐらいだと低域が強調されてしまいます。これがブーミーだといわれる原因だと思います。Aカーブだとだいたい7ぐらいで特性がフラットになるみたいです。

どうもこの低域をブースト/カットするトーン回路は使えなさそうです。なので部品を取っ払って下図のようにしました。
14_37_3SCHZmod.gif
ポットはエフェクトレベルの調整になります。同時にR27は22kΩにしてます。ただしAカーブなので最後のほうで急に音量が上がります。まぁ音量を上げることはまずないと思うのでよしとします。

C30を大きくするとエグい感じになりますが、結局47pがベストみたいで変えていません。

LFOの回路はよく知らないんですが、C32を小さくすると揺れのスピードが上がります。ステレオ化をなくして余ったスイッチを加速スイッチにしました。

↓改造後中身写真(クリックで拡大)
14_37_4SCHZin.jpg
ベタですがLEDは青に変えてます。ジャンパーだらけですが、なかなか使いやすくなったんじゃないでしょうか。


もっと簡単な改造

トーンコントロールは右に回すほど低音カットになる、ということを頭に入れておけばそれほど使いにくくないかもしれません。それでも音量を小さくしたいなら、R27(ステレオアウト側はR33)を82kΩや100kΩにすれば改善できそうです。ただしコーラスのかかり方が薄くなります。

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