■2007年10月

■歪みと波形・倍音その2

前回に続き他の回路で波形や倍音を調べてみました。例のごとく回路図が正しいという保障はありません。ありあわせの部品で組んだので定数が引用元と異なる場合があります。

・(たぶん)JFETの歪み
前回の回路にひよこのページのミニブースターを直結してみました。意外と歪みます(IC部分ではほとんど歪んでないはず)。
12_20_1DC2.gif

12_20_2JF.gif
今までに無い波形です。LEDより少しだけ丸みがあるようです。倍音はシリコン非対称と似てます。

・(たぶん)MOSFETの歪み
歪み歪め歪んでくれのSuper Edge 2というファズを参考に、MOSFETをつなげてみました。JFETのときより歪んでます。
12_20_3DC3.gif

12_20_4MOS.gif
ちょっと角ばっていて非対称っぽいです。ICの歪みに似てます。

・総評(のようなもの)
いろいろ測ってみましたが前回のシリコンダイオードが一番無難かもしれません。本当は奇数次倍音が少ないのを見つけたかったんですが…
ただ上記2つの歪みはなかなか面白そうなので、ちゃんと勉強していつか1つのエフェクターとして作ってみたいですね。

歪みと波形・倍音その1
歪みと波形・倍音その3

■タグ : 歪み 波形・倍音

■歪みと波形・倍音その1

クリッピングに使うダイオードは歪みの音色に深く関わっているとされています。私はイマイチ違いがわからないのでブレッドボードでいろいろ試してみました。
基本的なことは一庵堂にある「ダイオードクリッパー」の項を参照してください。

とりあえずテキトーに回路を組んでみました。
12_19_1DC.gif
これだけでもちゃんと動くみたいです。私は電気的知識に乏しいのでどこか間違ってるかもしれません。とりあえず爆発はしません(笑)。この回路でダイオードのところをいろいろ換えて倍音や波形の特性を見てみます。

・クリッピングなし(ゲイン500倍くらいで測定)
12_19_2NON.gif
倍音が豊富です。ただ歪ませるにはかなりゲインを上げないといけないし(ノイズも増える)、サスティンもないのがナンです。

・1S2076A対称(ゲイン100倍くらいで測定)
12_19_2SIL.gif
1S2076Aは1N4148と互換(らしい)のシリコンダイオードです。波形が丸っこい感じになってます(ゲインを上げても同じような形)。奇数次倍音ばっかりです。

・1N60対称(ゲイン500倍くらいで測定)
12_19_3GE.gif
1N60は一般的なゲルマニウムダイオードです。全然歪まないなぁと思ってたら変な波形でした。使えなさそう…

・LED(赤色3mm)対称(ゲイン500倍くらいで測定)
12_19_4LED.gif
クリッピングなしの場合と波形が似てますが、奇数次倍音ばっかりです。

・2SK30ATM-GR対称(ゲイン100倍くらいで測定)
12_19_5FET.gif
2SK30Aは一般的(と思う)JFETです。1S2076A対称の場合より波形が角ばってます。

・1S2076A×2と1S2076A非対称(ゲイン100倍くらいで測定)
12_19_6SIL2.gif
当たり前ですが波形が非対称になりました。偶数次倍音が出てます。

・1S2076A+1N60と1S2076A非対称(ゲイン100倍くらいで測定)
12_19_7SILGE.gif
偶数次倍音が若干減ったような感じです。

・総評(のようなもの)
歪みといってもいろいろな波形や倍音の出方があることがわかりました。私の耳では大して違いがわからないんですが、強いて言えばクリッピングなしが好みです。このコンテンツの意味ナシ(笑)。真空管の歪みがどんなものなのか、いつか測定してみたいものです。

歪みと波形・倍音その2
歪みと波形・倍音その3

■タグ : 歪み 波形・倍音

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